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ファイナンス2026年10月22日3分で読めます

初期投資ゼロの省エネ改修:シェアード・セイビングス契約の仕組み

回収期間の短い省エネ案件でも、設備投資の予算で止まってしまうことはよくあります。シェアード・セイビングス契約なら、システムの費用を削減した電気代から支払うため、改修が予算を待つ必要はありません。

DCKVチーム

ホテルの機械室で冷凍機を確認するエンジニア
ホテルでの機械室調査。

厨房換気の改修は、いつも同じところで止まります。技術的な根拠は確かで、回収期間も短いのに、案件はエレベーターの改修や冷凍機の更新と並んで設備投資の申請に入り、翌年度の予算を待つことになります。

シェアード・セイビングス契約は、判断から設備投資を外します。DCKVがシステム費用を負担し、お客様のファンで計測した削減分から回収します。

進め方

  1. 調査とベースライン。厨房を調査し、既存のファンを計測して、現在の消費電力を確定します。設置の前に、双方でこのベースラインに合意します。
  2. 当社負担で設置。DCKVがシステムを設計し、センサー、コントローラー、インバーターを供給し、営業時間を避けて設置します。初期費用はかかりません。
  3. 計測。契約期間中、すべてのインバーターを5分ごとに計測・記録し、合意したベースラインに対して削減量を算出します。
  4. 分配。契約期間中、検証済みの削減分をお客様とDCKVで分け合います。お客様の取り分は初月から発生するので、電気代は最初から下がります。
  5. 継続。契約期間が終われば、削減分はすべてお客様のものです。

契約期間中の保守と監視は含まれています。

契約で決めておくこと

シェアード・セイビングスがうまくいくのは、双方がその数字を信頼できるときです。だから契約の大半は、その数字をどう出すかについての取り決めです。

ベースラインの設定と調整

ベースラインとは、DCKVがなかった場合にファンが使っていたはずの電力です。設置前に計測しますが、厨房が変わったとき、たとえば営業時間の延長、新しい店舗の開業、改装などの際にどう調整するかも契約に定めておくべきです。この条項がなければ、システムとは関係のない変化で、どちらかが得をしたり損をしたりします。

分配の比率と期間

どちらも案件ごとに、期間内にシステム費用が回収できるよう設定します。期間が短ければ毎月の取り分は大きく、長ければ小さな取り分が長く続きます。計算の内訳を確認してください。

保守の分担

契約期間中、センサー、インバーター、コントローラーを誰が管理するか、そしてフィルターやダクトの清掃など何を厨房チームが担うかを、契約で明記しておくべきです。

施設に変化があったとき

ホテルは改装でフロアを閉鎖し、運営会社が替わり、売却されることもあります。一時的な休業、早期の解約、そして施設の所有者が替わった場合に設備と契約がどうなるかを、契約でカバーしておくべきです。

削減効果の検証方法

国際的な基準はIPMVP(国際パフォーマンス計測・検証プロトコル)です。ファンの案件にはそのオプションBが適しています。変更した機器を切り分けて直接計測する方法で、建物全体の電気料金の中から削減分を探すのとは違います。

DCKVの場合、それは各インバーターを計測することを意味します。計測は5分ごと、1日288回行い、月次レポートで実測値とベースラインを比較します。お客様は、私たちが使うのと同じ5分間隔のデータを受け取ります。方法の詳細は5分間隔のデータで順を追って説明しています。

シェアード・セイビングスか、買い取りか

資金があるなら、システムを買い取るほうが、たいていは使用期間全体で有利です。投資回収は一般に1〜3年で、削減分は初日からすべてお客様のものです。監視とレポートは、どちらの場合でもサービスとして利用できます。

シェアード・セイビングスが向いているのは、資金が限られている現場、複数の関係者が支出を承認しなければならない現場、あるいは財務部門が判断の前に証拠を求める現場です。最初の一歩としても使えます。1つの厨房をシェアード・セイビングスで運用し、1年分のデータを見てから、残りの資金の手当てを決める方法です。

契約が会計上どのように扱われるかは、契約条件とお客様の会計基準によって変わります。財務部門には早めに参加してもらってください。

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